日本たばこ産業JTから、新しい加熱式たばこ『Ploom X(プルームエックス)』の発売が開始された。
まず先に吸ってみた感想を言っておくと「吸いごたえも満足でき、紙巻きたばこのような味わい深い」と、完成度の高い加熱式たばこデバイスだった。
実際にプルームXを使用した人の評判や口コミも上々のようで、割と本気でアイコスの存在を脅かすんじゃないかと思っている。
ってことで今回は、プルームXについてこれでもかってほど詳しく紹介していこうと思う。気になるって人は是非とも購入を検討してみて欲しい。

たばこが好きな人なら気に入るはず!
プルームエックス(Ploom X)とは?

プルームXをレビューしていく前に、プルームエックスがどんな加熱式たばこなのか?概要を説明しておく。
プルームXの加熱式たばこの位置づけとしては高温加熱式。これまで販売されていたプルームエスの後継機にあたる。
こう言ってはなんだが、JTの高温加熱式たばこは、お世辞にも成功しているとは言えない。初代のPloom Sは、機能不足に吸いごたえ不足。機能面や吸いごたえなどを改善し「メンソール特化」を謳ったPloom S 2.0もそれほど普及しなかった…
しかし、このプルームX、「JTグループの総力を結集し開発した」と明言されており、これまでとは一線を画す力の入れようなのは、発売前から見て取れた。
その証拠に、デバイスのデザインを一新し、加熱温度を295℃に大幅に上げ、新加熱技術“HEATFLOW“を採用している。もはやこれまでの、JTの高温加熱型デバイスと全くべつものと思った方がいいだろう。
プルームX専用たばこスティック(メビウス/キャメル)について

- キャメル・スムース
- キャメル・リッチ
- キャメル・メンソール・コールド
- キャメル・メンソール・ブラックミント
- キャメル・メンソール・イエロー
- キャメル・メンソール・レッド
- キャメル・メンソール・パープル
- キャメル・メンソール・マスカットグリーン
- メビウス・スムース
- メビウス・リッチ
- メビウス・メンソール・コールド
- メビウス・メンソール・フレッシュ
- メビウス・オプション・パープル
- メビウス・オプション・イエロー
- メビウス・オプション・マスカットグリーン
- メビウス・オプション・レッド
プルームXのたばこスティックは現在、キャメル銘柄が8種類、メビウス銘柄が8種類の全16種類のフレーバーが販売されている。
これまで販売されていたプルームエス専用たばこスティックを、スティックを少し長く、より香り高い葉肉部分が加えられ、リニューアルした形だ。
一応プルームエスでも吸えるが、実際に吸ってみるとプルームエックスのために作られたたばこスティックって印象。
日本の企業なので、「プルームエスユーザーは、切り捨てます」とは言えなかったのではないだろうか?個人的には、プルームエスユーザーはおとなしくプルームXに切り替えた方が無難だと思う。

たばこスティックについては、下記記事で全種類紹介してるぞ

プルームXの注目すべき特長
デバイス名 | ![]() Ploom X | ![]() Ploom S 2.0 |
加熱温度 | 約295℃ | 約200℃ |
加熱待ち時間 | 約25秒 | 約30秒 |
1本当たりの使用可能時間 (パフ回数) | 約5分 制限なし | 約4分30 14パフ |
喫煙可能本数 | 約20本 | 約20本 |
充電時間 | 約110分 | 約90分 |
充電ケーブル | USB Type-C | USB Type-C |
ここからプルームXの特長を紹介していこうと思ったが、その前に商品概要を見ておこう。注目すべき点としては、加熱待ち時間の短縮と吸引回数の制限が無くなったぐらいだろうか?
PloomS2.0が約30秒だったのが、プルームXが約25秒と短縮されている。加熱待ち時間については、不満に思っている人も多かったので、いい改善だと思う。
肌身離さず持ちたくなる”Nastro”デザイン

JTがプルームXの特長として最も押しているのが、このデザイン。イタリア語でリボンを意味する”Nastro”をイメージ。
デバイスの表面にボタンを出さないデザインで、リボンのように切れ目がない、なめらかで上質なアルミボディで仕上がっている。
JTさん曰く、できるだけユーザーにストレスないよう設計され、肌身離さず持ちたくなっているらしい。
新加熱技術“HEATFLOW“と加熱温度UPによる吸いごたえの向上

私たち加熱式たばこユーザーが一番気になるのが、吸いごたえについて。
プルームXの吸いごたえは、加熱温度をこれまでの約200℃から295℃に、さらに、緻密な加熱温度コントロールに加え、空気の流れに着目した新技術“HEATFLOW”を搭載することで、大幅に吸いごたえがアップしている。
専用たばこスティックもこの“HEATFLOW”と相性が良いブレンドで、プルームXで吸うことで、たばこ葉の風味と香りをより上質に愉しむことができる。
着脱可能!豊富なフロントパネルでカスタム

プルームX本体に装着されているフロントパネルは、マグネット式で簡単に着脱できるようになっている。
デバイス本体と同時にフロントパネルも7色販売開始され、カラーバリエーションをカスタマイズすることが可能になり、よりデザインを楽しむこともできる。
販売開始直後からこれほど専用アクセサリーに力を入れているのは初めての試みじゃないだろうか?フロントパネルを始め、バックカバーやケースなど、さらにはカーホルダーやドッキングステーションまである。
アクセサリー類は、別売りだがデバイス本体と一緒に購入するのもいいかもしれない。
Bluetooth接続で、より便利に安全に

- より快適なバッテリー確認
- 安心のデバイスロック機能
- 最後に接続した場所を確認
プルームXにはは、Bluetooth通信機能が搭載されており、スマートフォンと接続することができるようになっている。
デバイス本体のLED表示よりも詳細な数値で、バッテリー残量を確認ができたり、デバイスロック機能や、最後に接続した場所を確認など、デバイス紛失時に安心できる機能も搭載している。

ちょっと接続設定が面倒だけど
価格/値段
Ploom X(スターターキッド) | 1,980円 |
たばこスティック(キャメル) | 500円 |
たばこスティック(メビウス) | 500円 |
プルームXの販売価格は、もともと3,980円で販売されていたが、2,000円値下げされ現在は1,980円で販売されている。まあ、アイコスほど高くなく、グローほど安くない、妥当なところといった印象。
たばこスティックの価格は、キャメルシリーズが500円、メビウスシリーズが500円となっている。
もともと、メビウスシリーズは570円で販売されていたが、リニューアルを機に値下げされ、キャメルシリーズと同様に、加熱式たばこでは安いたばこスティックと言えるだろう。

プルームXは吸っていてコスパが良いってわけだな
害はあるのか?

プルームXの有害性については、現状「紙巻きたばこよりマシだけど害はある」って認識が一番無難なんじゃないだろうか。
もちろん吸ったらニコチンを摂取することになるし、加熱式たばこの特性上タールなどは発生しないとなっているが、少ないながらもタールと同じような有害物質は発生している。
プルームXを含む加熱式たばこの害については、色々な研究結果が発表されているが、紙巻きたばこよりも健康懸念は小さいが、全くの無害では無いってのが常識化されつつある。

プルームエックス(Ploom X)の評判と口コミをチェック✔

- プルームXになって吸いごたえがかなりアップしている
- プルームエックスは、レギュラーがとにかくうまい
- プルームXは、これまでの加熱式たばこの中で一番の満足度
- キックもタバコ感も強くて感動した
- プルームエックス買ってみたけど、サイズ感や持ち心地がいい
- プルームXのBluetooth設定が複雑すぎてわけわからん
- プルームエックス吸い始めが熱いぎだよ
- 期待して買ってみたキャメルがまずい…
- プルームX吸ったら気持ち悪くなる
- Ploom SよりプルームXは臭いが気になる
プルームXを吸ってみる前に評判や口コミを調べてみたが、かなり好評のようだ。
吸いごたえやアップしていることはもちろん、たばこ本来の味わいに近いなど、加熱式たばこでは珍しいくらい評価が高い。デザインについても、これまでのJTの加熱式たばこデバイスでは、あまり見られなかった好意的な声が多かった。
ただ、プルームエスが気に入って愛用していた人からは、加熱温度が上がったぶん、臭いが増したなど、ちょくちょく不満の声もあるのも事実…しかし、吸いごたえやたばこの味わいを求めていた人が多かったようで、この進化はかなり好意的に受け入れられている印象。
まあ、加熱式たばこに関してはどうしても一定数の否定的な意見はつきもの。現時点での評判や口コミは上々と言えるだろう。

確かに、プルームエスが気に入ってる人からしたら、変わりすぎか
プルームエックス(Ploom X)をレビュー

ちょっと前置きが長くなり過ぎたが、ここから実際にプルームXをレビューしていく。
まずパッケージを見てみると、かなり高級感があるデザインで、パッケージだけでも、これまでよりこだわっていることが分かる。

- プルームエックス本体
- USB Type C™ ケーブル
- クリーニングスティック
- クリーニングクロス
- スターターガイドなど
スターターキッドの同梱内容はこんな感じ。ツルツルしているからだろうか?クリーニングクロスまで付属されていた。
注意点としては、ACアダプターが付属していないこと。もしACアダプターを持っていないなら、あらかじめ準備しておく必要がある。
デザインとサイズ感

ファーストインプレッションは、「シンプルでカッコいい!」。手に取ってみると、手に収まりやすいサイズ感とツルツルした肌触り、持ちごこちも良い。

プルームエスと見た目を比較すると、これまで気になったことは無かったのに、プルームエスがかなり野暮ったく見えてしまうw




文字も裏面にあるPloomのロゴだけだし、操作ボタンも無いので、LEDランプが光っていなければ、デザインは本当にシンプル。
クリーニングホールも無いので、クリーニングする際は、差し込み口からクリーニングスティックで、掃除するみたい。

フロントパネルはマグネットでの着脱式になっており、底部のスキマから爪を引っ掛けると、簡単に外れる。
「ボタンが無いってどういうことだろう?」と思っていたが、パネルの裏側に、小さい突起があり、パネル中央部を押すことで、本体中央のボタンを押す仕組みらしい。ちなみに、LEDライトもパネルが光ってるのでは無く、本体の光っている部分を透かしている。
カラーバリエーションは2色

プルームXのカラーバリエーションは、[スレートグレイ][シルバー]の2色展開。
個人的に見た目は、シルバーの方が好みだが、指紋が目立ちそうなので、愛用するのはストレートグレイになりそう。

フロントパネルは、別売りで7色展開されているので、気軽に交換可能だが、フロントパネルを交換するつもりでも、本体部分の色は変えることは出来ないので、慎重に選んだ方がいいかもしれない。
プルームエックスの使い方

- スライドカバーを開き、たばこスティックを差し込む
- パネル中央部分を長押しして加熱(振動あり)
- 25秒経ちLEDが全て点灯灯で加熱完了(振動あり)
- 約5分間喫煙できる(終了直前と終了時振動あり)
- たばこスティックを抜き、スライドカバーを閉める
プルームXの使い方は簡単。基本的には、たばこスティックを挿し込み、加熱するだけ!
加熱式たばこを普段から吸っている人なら、使い方が分からないなんてことは無いだろう。

最初だけ、どこを押したらいいか迷うけど
何本・どれくらい吸えるのか?

プルームXは、フル充電で約20本吸うことができる。まあ最近の加熱式たばこデバイスでは20本吸えるのは当たり前となっているが、20本吸えるなら不満に思うことはないだろう。
あと注目して欲しいのが、パフ回数に制限がないこと。制限があるのは時間だけで、それも約5分間と長めなのでありがたい。

5分の制限時間だけだから「あれ!もう終わり?」ってことは無さそうだな
プルームエックス(Ploom X)を吸ってみた評価と感想

吸いごたえアップ
新技術“HEATFLOW”については、正直よく分からないが、やはり加熱温度を上げただけあって、吸いごたえは、かなり向上している。
個人的には、アイコスと比較して「アイコスより吸いごたえがある」と言いたいところだが、吸いごたえの点だけをみると、旧型アイコスには負けるけどアイコスイルマなら勝てるんじゃない?といったイメージ。ただ、プルームエスと吸いくらべてみると、その差は圧倒的。しっかりとたばこを吸った感がある。
個人的な吸いごたえの評価は、[旧型アイコス>プルームエックス≒グローハイパー>アイコスイルマ>プルームエス]と言った感じかな。
たばこ感と味わいは抜群
プルームエスの時から、喫味?味わいに関しては、かなり評価していたが、プルームXになり、味わいについて関しては、加熱式たばこの中では一番うまいと感じている。
JTの加熱式たばこデバイスはこれまで、匂いやメンソールなど、アイコスとは違った土俵で勝負していたイメージだったが、このプルームエックスでは、吸いごたえを含め、正面から勝負しているように思える。
その結果として、日本たばこ産業株式会社としての歴史と技術が、「ようやく加熱式たばこでも生かされた」そんなイメージだ。タバコ感と言えばいいのか、より紙巻きたばこに近いのは、プルームエックスなのは間違いないだろう。
まあ、よくよく考えてみれば、日本人の喫煙データーなんてJTが一番持っているだろうし、ここまで日本における加熱式たばこ市場で苦戦している方がおかしい。むしろ初めから、真っ向勝負すればよかったのにとさえ思える。
アイコスやグローの味がダメで紙巻きばっかり吸っている人も、プルームXなら気にいる人もおおいんじゃないだろうか?

レギュラー好きな人は、メビウス・リッチがオススメだ!
肌身離さず持ちたくなる
もちろん吸いごたえや味わいだけじゃなく、加熱式たばこデバイスとしての完成度も高い。
個人差はあると思うが、とにかく持ちごごちが良い。手に持ってよし、ポケットに入れてよし、言い過ぎかもしれないが、「肌身離さず持ちたくなる」そんな感じだ。
連続使用してもデバイスが熱くならないし、デバイスの構造がかなり優秀なんだろう。
パフ回数制限なしは、ありがたい
痒いところに手が届くとはこういう事を言うんじゃないだろうか?
これまでの加熱式たばこでは当たり前であった、パフ回数の制限がプルームエックスには無い。制限があるのは5分の時間のみとなっている。
加熱式たばこを吸っていると「もう終わり」って思うことが度々ある。それがプルームXなら、ほぼほぼ無いってわけ。
今まで意識していなかったが、キッチリ5分吸える満足感がこれほどあるのは驚きだった。
掃除の頻度は月1ぐらいでOK
プルームXを購入してから1年ほど吸っているが、デバイスの掃除に関しては本当にたまにしか掃除しなくても、さほど味などに変わりはない。
いざ掃除したとしても、少しのたばこ葉のかけらが付着している程度だし、ヤニ汚れもほとんど無いと言っていいだろう。
私はかなりの面倒くさがりなので、滅多に掃除はしないだろうが、気になる人でも、月一回やれば十分じゃないだろうか。
ひと口目が熱い…
私はあまり感じなかったが、プルームXの不満点として一番多いのが「ひと口目が熱い」と言うこと。
これに関しては、加熱温度を上げ新加熱技術“HEATFLOW“によって、満足できる吸いごたえを実現した弊害だろう。まあ熱いのはひと口目だけだし、驚くほど熱くは無いので、大した問題じゃない。
もし気になる人がいるなら、吸い方を少し工夫すれば、熱いのも多少改善されるので、試してみて欲しい。
匂いも若干プラス…
あと残念な点としては、吸いごたえのために、加熱温度を上げたからなのか、プルームエスと比べると臭いも若干アップしている。
それでも、アイコスやグローと比べれば匂いはマシだが、臭いを抑えるために、プルームエスを吸っていた人なら、不満に思うかもしれない。
ただ吸っている時は臭いは若干するが、残るような臭いではないので不快感は他の加熱式たばこよりマシだと思う。

個人的な不満点はニオイがアップしたことぐらいだな
どこでプルームエックス(Ploom X)を購入すればいいのか?
Ploom X販売情報

- 販売価格:1,980円
- 発売場所:CLUB JT オンラインショップ/Ploom Shop/たばこ販売店/コンビニ
- カラー:スレートグレイ・シルバー
プルームXは既に全国販売を開始し、コンビニやたばこ販売店を始め、CLUB JT オンラインショップやPloom Shopで購入することができる。
コンビニで購入するって人が多いと思うが、在庫が確実にある訳では無いので、他の選択肢があることも知っておいた方がいいだろう。
まあ、どこで購入しても価格は同じだし、オンラインショップなら確実に購入できるし、割引もあるので、オンラインショップで購入するといいと思う。
プルームエックス(Ploom X)の評価┃こんな人におすすめ
- よりたばこに近い加熱式たばこを吸いたい
- 満足できる加熱式たばこがイイ
- アイコスの臭いが気になる
今回は、プルームXの情報や実際に使ってみての情報を詳しく紹介してみた。
プルームXを吸ってみて感じたのは、一番たばこを楽しめる加熱式たばこだと言うことだ。吸いごたえや味わいなど、長きにわたり紙巻きたばこを吸っていた人なら、この気持ちを分かってくれるはず。
さらに、手に収まりのいいデバイスとあいまって、気が付いたら、たばこスティックを加熱している私が…www評判や口コミも良いので、気になる人は試してみる価値はあると思う。
「加熱式たばこにおける習慣化」それをこのプルームXは狙っているのはではないだろうか?


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