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この夏、JTが新しい加熱式たばこブランド「with」を立ち上げ、新デバイスとして『with2(ウィズ2)』の販売が開始された。
匂いや副流煙など周囲への配慮が最大限考慮された、新しい低温加熱式デバイスが販売開始されるとなれば、「吸いごたえはどうなのか?」「美味しいのか?」「これまでと何が違うのか?」など、気になる人が多いはず。
ってことで今回は、『with2(ウィズ2)』について、実際に吸ってみた感想などを踏まえて、詳しく紹介していきたいと思う。
新しい加熱式たばこか。楽しみだな!
ウィズ2は「パッと。サッと。楽しみ方が変わる、広がる」をコンセプトとした、JTから販売される新しい加熱式たばこデバイスのこと。
JTは2023年7月上旬以降、プルームテックとプルームテックプラス/ウィズの在庫売りつくしをもって販売終了することを発表。それから、新しい加熱式たばこブランド「with(ウィズ)」を立ち上げ、その第一弾のデバイス『ウィズ2』の販売開始を発表したって流れ。
簡単にまとめると、低温加熱式を一つにまとめて、「with」ってブランドやっていく。その「with」のデバイスがウィズ2って話だ。
プルームテックとプルームテックプラス/ウィズは販売終了となったものの、低温加熱式たばことしての地位は着実に築いていたと思う。その証拠に、低温加熱式たばこ領域に他たばこ会社も参入してきていたが、撤退したり縮小傾向だったりと、思うような結果を残すことは無かった。
まあ、市場規模が小さかっただけの可能性もあるが、匂いや副流煙など、喫煙による周囲の影響を極限に抑えた、低温加熱式たばこの需要があるのは間違いないはず。
ウィズは、そんな需要を確実に満たしていくため、低温加熱式たばこを一つのブランドにまとめることで、さらに注力していき、ユーザーの満足度を高めていこうってことなのだろう。
ウィズ2をレビューしていく前に、ざっくりとウィズ2の製品概要をみておこう。
比較表を見てもらえればお分かりの通り、基本的にプルームテックプラスウィズがベースとなった加熱式たばこデバイスと思って問題ないだろう。
ただし、プルームテックプラスウィズとの大きな違いとして、ウィズ2には加熱モードが2種類[ノーマルモード/ハイモード]搭載されており、喫味を変更することができるようになっているのが大きな変更点。
他にもプルームテックプラスウィズで感じていた不満点などが細かく調整され改善されている印象。とにかく、低温加熱式たばことしての集大成とも言える加熱式たばこデバイスとなっている。
それじゃあ、ウィズ2の特徴をみていこう
ウィズ2の加熱待ち時間はゼロ。他の加熱式たばことは違い、加熱を待つ必要はない。
デバイスのオンオフ自由自在となっており、いつでも好きなとき吸いはじめ、好きな時にやめることが可能。自分の好きなタイミングで愉しめることができるので、日常の何気ない時間に楽しむことができる。
ウィズ2は、たばこの臭いはほぼ感じず、燃焼に伴う副流煙も発生することはない。
周囲への影響を極力抑えた加熱式たばこなので、さりげなく使うことができ、大切な人や仲間との時間でも気兼ねすることなく、自分らくしく喫煙を楽しむことができる。
インフューズドとは、「抽出する」「染み込ませる」という意味。
コーヒーやお酒の香りを染み込ませる技術をヒントに、ウィズ2ではたばこ葉を直接加熱することはせず、霧化したリキッドがたばこ顆粒の入ったカプセルに通すことでたばこの味・香りが抽出されたたばこベイパーを発生させるインフューズドテクノロジーを採用している。
直接加熱しないため、加熱によって発生する雑味が少なくなり、際立つフレーバーを味わうことができ、加熱式たばこでありながら、クリアなフレーバーを愉しむことが可能だ。
先に紹介したが、ウィズ2には、加熱モードが2種類[ノーマルモード/ハイモード]搭載されており、喫味を変更することができるようになっている。
ノーマルモードはこれまでのプルームテックプラスシリーズ同じ味わいとなっており、従来のプルームテックプラスと同じようにフレーバーを楽しむことができ、ハイモードは喫味や吸いごたえがさら強くなっており、フレーバー要素も強く感じることができるようになっている。
ウィズ2のカラーバリエーションは[ブラック/ホワイト]の2種類と、シンプルな内容となっている。
まあ、同じくJTから販売されているプルームXの動向を見る限り、ウィズ2も数量限定カラーとして新色を定期的に販売していくとって流れになるかと。
販売開始されてから当分の間は、新色が追加されるってことは無いと思うので、この2色の中から好みの色を選ぶしかないだろう。
製品名 | 販売価格(税込) |
---|---|
ウィズ2 | 1,980円 |
プルームテックプラスウィズ | 2,980円 |
ウィズ2の販売価格は1,980円となっており、プルームテックプラスウィズより安い値段で販売される。
プルームテックプラスウィズは8月7日以降、残り在庫分が980円に値下げされるとのことだが、1,000円差なら、ウィズ2を買った方がいいような気がする。
販売開始から1,980円は結構頑張ってるな
たばこカプセル一覧
ウィズ2では、プルームテックプラスシリーズで使用していた、たばこカプセルをリニューアルしたモノを使用する。
プルームテックプラス専用たばこカプセルはかなり廃止されてしまい、かなり種類が少なくなってしまっていたが。9月5日に新フレーバー『メビウス・プレミアムゴールドシルク・レギュラー』が追加され、ウィズ専用たばこカプセルは全5種類のラインナップとなっている。
フレーバーの種類はまだまだ豊富とは言えないが、そのうち増えると思うので、これからに期待したいところ。
たばこカプセル値下げしてくれないかなー
実際にウィズ2を使ってみる前に口コミや評判を調べてみたが、今のところかなり好評のようだ。
とくに加熱式たばことして重要な部分である、吸いごたえや味わいに関しては、好意的な意見が数多く、口コミや評判を見る限り、かなり期待してもいいんじゃないかと。他にも、これまで無かったハイモードに関しても好評なようだ。
ただし!まだCLUB JT オンラインショップのみ先行販売で購入したユーザーのみの評価なので、もともとプルームテックなりプルームテックプラスを愛用していたユーザーの意見ってことは理解しておいた方がいい。
一般ユーザーはコンビニでの販売が開始されてから購入する人が多いと思うので、加熱式たばこ市場に受け入れられるかどうか?の本番はそこからだと思う。
少なくとも、プルームテックやプルームテックプラスを吸っていた人は満足できそうだな
少し前置きが長くなってしまったが、ここからは実際にウィズ2をレビューしていく。
まずパッケージから見ていくと、これまでのプルームテックプラスシリーズと同様に青をベースとしたパッケージとなっている。
開封してみると、想像していたよりも簡素な梱包となっており、若干チープな印象を受けるが、もしかすると価格を抑えるために仕方がないのかもしれない。
ウィズ2スターターキッドの同梱内容は、こんな感じ。きちんとACアダプターも付属されているうえ、これまでには無かったマウスピースも付属されていたりと、必要最低限どころか十分な内容だとい言える。
基本的には、ウィズ2を購入すれば、あとは専用たばこカプセルだけ購入すれば、思う存分ウィズ2を楽しむことができると思って問題ないだろう。
まずデバイスの正面から見てみると、マットな素材に下部にはwithのロゴが控えめに刻印されており、かなりシンプルなデザインに仕上がっている。
個人的には、あまり凝ったデザインよりシンプルな方が好みなので、かなり好印象ではある。
デバイス側面には、リキッド残量が見られる小窓が設置されており、ボタンを押したり起動時には内部のLEDが発行する。さらにこの小窓の周囲は吸気口の役目も担っているので、使用時にはふさがないように注意しておいて欲しい。
デバイス上部には、たばこカプセル挿入口と液晶、アクションボタンが配置されており、使用時の起動や動作確認は上部で行うように設計されている。
下部には、USB Type Cケーブル差し込み口とカートリッジ挿入口が配置されているようだ。
プルームテックプラスウィズでは、一度たばこカプセル挿入口を外し、上部からリキッドカードリッジを挿入する必要があったが、ウィズ2では底部に配置変更されたおかげで、リキッドカードリッジが容易に挿入できるよう改善されたのはありがたい。
ウィズ2のサイズは(幅:約42mm×高さ:約74mm×奥行き:約19mm)と、プルームテックプラスウィズの(幅:約40mm×高さ:約78mm×奥行き:約18mm)と大きな違いは無いが、デザインを比較してみると、若干角ばったデザインとなっており、好みは分かれるかもしれない。
ウィズ2の使い方は、カートリッジとたばこカプセルをウィズ2にセットし、あとはアクションボタンで起動し、加熱モードを選んで吸うって流れ。
まあ、普通の加熱式たばこと違って、リキッドカートリッジをセットしないとダメなぶん、面倒ではあるが、一度やり方を覚えてしまえば誰でも簡単にできると思う。
ただし!たばこカプセルの交換やリキッドカートリッジの交換など、少々ややこしい事もあるので、詳しい使い方について下記記事にて詳しく解説することにする。
慣れたら簡単だけどな
ウィズ2の吸いごたえの満足度が高いのは間違いないと思う。
これまでのプルームテックプラスシリーズでも十分なキック感と吸いごたえを楽しめていたが、HIGHモードが搭載されことにより、吸いごたえの面で大幅に強化されたと言える。
プルームテックはもちろん、プルームテックプラスシリーズで満足できなかった人も、ウィズ2のHIGHモードなら満足できる可能性が高いので、一度試してみる価値はあるだろう。
吸いごたえの面で強化されたのは嬉しいことだが、味わいが美味しくなければ意味が無い。
正直、プルームテックプラスシリーズの加熱温度が、低温加熱式たばことして美味しくフレーバーが愉しめる限界だと思っていたが、むしろウィズ2のHIGHモードの方が美味しく感じるフレーバーも多い。
どういうふうに実現しているかは知らないが、吸いごたえと香りと味わいを最大限に愉しめる技術にただただ感心してしまった。
もちろん、これまでのプルームテックプラスの味わいや香りが好きな人はNOMALモードで吸えば、全く同じなので、今まで通り愉しむことができるので心配はいらない。
匂いに関しては、心配すらしていなかったが、ウィズでもほぼゼロは事実だと思う。
もちろん私の個人的な意見だけじゃなく、日本たばこ産業の調査でも、その事実は証明されており、ウィズ2を吸ってもほぼほぼ空気は汚れないと思って問題ないだろう。
現在販売されている加熱式たばこで、周囲への影響が一番少ないのがウィズ2なのは間違いないはず。
まあ、吸わないのは一番だけどなww
ウィズ2の最大のデメリットはコスパが悪いことだと思う。私が実際に吸っていて感じる唯一の不満点もコスパの悪さだ。
たばこカプセル1箱580円でNOMALモードで250パフ、HIGHモードで150パフとなっており、1パフあたりに必要なコストは、NOMALモードが1パフ2.32円、HIGHモードが1パフ3.86円となる。
プルームテックプラスの時ですら高いと思っていなたので、折角HIGHモードが優秀なのに、これだとお財布事情的に使用するのを躊躇してしまう人も多いんじゃないだろうか?
マジでたばこカプセルを値下げして欲しい
『with2』販売情報
ウィズ2の販売は、まずCLUB JT オンラインショップで8月7日から先行販売として販売開始され、9月5日から全国のコンビニなどの一般販売が開始される。
まあ、プルームテックプラスウィズはすぐに売り切れて、長い期間在庫切れの状態が続いたし、オンラインショップで様子見をしながら販売ってことかな?
どのくらい在庫が用意されいるかは知らないが、絶対にウィズ2を手に入れたいって人は、先行販売で購入しておいた方が無難かもしれない。
今回は、JTの新しい加熱式たばこデバイス『ウィズ2』について、特徴や販売情報など詳しく紹介してみた。
個人的にやはりハイモードの喫味や吸いごたえには本当に感動している。このハイモードを試してみるだけでもウィズ2を購入する価値はあると思う。
プルームテックプラスウィズを現在使っている人はもちろん、アイコスやグローなどの高温加熱式たばこに不満がある人は購入を検討してみてはいかがだろうか?
ウィズ2むちゃくちゃイイぞ!
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