プルームエックス、プルームテックプラスなどを販売するJTは、2022年10月からの加熱式たばこ製品の値上げを申請し、その申請は総務省によって認可された。
これにより、プルーム製品の一部の銘柄の値上げが決定したわけだが、値上げされる銘柄があったり、値上げされない銘柄があったりと、少し分かりづらいと思う。
さらに、今年の加熱式たばこの値上げ申請は、取り下げや再申請があったこともあり、自分が吸っているたばこ製品が値上げされるのか?いまいち把握できていない人も多いはず。
ってことで今回は、プルームXやプルームテックプラス、プルームテックの値上げについて詳しく紹介していくので、よかったら参考にしてみて欲しい。
今年は、どのくらい値上げされるだろう…
プルームたばこ製品の値上げされるの?値上げされるのはいつから?
毎年のように行われる、プルームのたばこ製品の値上げだが、ひとまず2022年になる今年が最後の予定となっている。しかし、2022年の加熱式たばこ値上げ申請は、例年とは打って変わって、一波乱おきる事態となった。
まず、アイコスを販売するPMJが値上げを申請し、次いでプルームを販売するJTとグローを販売するBATが値上げを申請。ここで、JTのプルーム・エックス用たばことBATのグローハイパー用たばこの多くが据え置きで販売することが判明し、PMJは焦り一部銘柄を再申請することに。
それを受け、JTとBATはさらに申請し直し、もともと値上げ予定だった銘柄も据え置き価格で販売するといった、これまで見たことがない小売価格改定劇となった。
これにより、もとから据え置き価格で販売される予定だったプルームエックス用たばこスティックと、プルームテックプラス用たばこカプセルは、据え置き価格で販売されることが決定。プルームテック用たばこカプセルのみ値上げされることになった。
よって、2022年10月1日からは、プルームたばこ製品の販売価格は、下記表のように改定される。
銘柄 | 販売価格 |
---|---|
メビウス(プルームエックス用) | 570円(据え置き) |
キャメル(プルームエックス用) | 500円(据え置き) |
キャメル定期便(プルームエックス用) | 460円(20円の値上げ) |
メビウス(プルームテックプラス用) | 580円(据え置き) |
メビウス(プルームテック用) | 580円(10円の投げ) |
ピアニッシモ(プルームテック用) | 580円(10円の投げ) |
なぜ毎年プルームたばこ製品は値上げされるのか?
知らない人もいるかもしれないので、一応なぜプルームたばこ製品は毎年のように値上げされているのか?について軽く説明しておく。
加熱式たばこに係わる課税方式の見直しは、2018年10月1日から2022年10月1日にまでにかけて、段階的に行われることが決定している。つまり、2018年から毎年少しずつ増税されるので、そのぶん加熱式たばこは値上げがされて来たってわけだ。
もちろん、既に決定していることなので、2022年10月1日からの増税は行われる。じゃあ何故、値上げされない銘柄があるのか?って話しになるが、ただただJTが増税分を負担し、据え置き価格で販売をしているだけ。
特にJTは、プルームエックスに関しては、キャメルは昨年も値上げされておらず、加熱式たばこ最安値の500円で購入することができる。
プルームXに関しては、本気でシェアを獲得しにきてるな
プルームXたばこスティック値上げ情報
ざっくりとした値上げ情報は記載したが、どの銘柄が値上げされるのか?を分かりやすく把握するため、小売改定後の銘柄の販売価格をデバイスごとに紹介していく。
まずは、プルームエックスのたばこスティックの値上げ情報を見ていこう。
値上げされる銘柄
銘柄名 | 10/1以降価格 | 改定前価格 |
キャメル・ゴールド・プルーム | 460円 | 440円 |
キャメル・コバルト・プルーム | 460円 | 440円 |
キャメル・パープル・オプション | 460円 | 440円 |
プルームエックスのたばこスティックで値上げされるのは、キャメル・シリーズの定期便専用のたばこスティックのみ。これまで440円で販売されていたが20円値上げされ460円で販売されることになる。
もともと、定期便専用のたばこスティックは、送料が必要なためメリットが小さかったが、値上げされたことにより、さらに定期便専用のたばこスティックを選ぶ理由が無くなったんじゃないだろうか?
値上げされない銘柄
銘柄名 | 10/1以降価格 | 改定前価格 |
キャメル・スムース | 500円 | 500円 |
キャメル・リッチ | 500円 | 500円 |
キャメル・メンソール・コールド | 500円 | 500円 |
キャメル・メンソール・ブラックミント | 500円 | 500円 |
キャメル・メンソール・パープル | 500円 | 500円 |
キャメル・メンソール・イエロー | 500円 | 500円 |
キャメル・メンソール・レッド | 500円 | 500円 |
キャメル・メンソール・マスカットグリーン | 500円 | 500円 |
メビウス・スムース | 570円 | 570円 |
メビウス・リッチ | 570円 | 570円 |
メビウス・メンソール・コールド | 570円 | 570円 |
メビウス・メンソール・フレッシュ | 570円 | 570円 |
メビウス・オプション・イエロー | 570円 | 570円 |
メビウス・オプション・マスカットグリーン | 570円 | 570円 |
メビウス・オプション・レッド | 570円 | 570円 |
プルームエックスは、定期便専用のたばこスティックこそ値上げしてしまうが、通常で販売されるたばこスティックは全て、これまでと同じ据え置き価格で販売される。
再申請する前からプルームエックスに関しては、値上げ申請されていなかったので、意地でも値上げするつもりは無かったのだろう。
キャメル・シリーズは、加熱式たばこにおける最安値でもあるので、安いたばこスティックがいいなら、プルームエックスはベストな選択だと言える。
プルームテックプラスたばこカプセルの値上げ情報
お次は、プルームテックプラス用たばこカプセル。低温加熱式たばことして不動の地位を築いているプルームテックプラスのたばこカプセルがどうなるのかを見ていく。
値上げされない銘柄
銘柄名 | 10/1以降価格 | 改定前価格 |
メビウス・プレミアムゴールド・フローズン | 580円 | 580円 |
メビウス・プレミアムゴールド・メンソール | 580円 | 580円 |
メビウス・ゴールド・オレンジ・ミント | 580円 | 580円 |
メビウス・ゴールド・イエロー・ミント | 580円 | 580円 |
メビウス・ゴールド・レッド・ミント | 580円 | 580円 |
メビウス・ゴールド・マスカットグリーン・ミント | 580円 | 580円 |
メビウス・プレミアムゴールド・レギュラー | 580円 | 580円 |
メビウス・ゴールド・ロースト | 580円 | 580円 |
メビウス・エナジー・スパーク・ミント | 580円 | 580円 |
メビウス・エナジー・ショット・ミント | 580円 | 580円 |
ありがたいことに、プルームテック用たばこカプセルに値上げされる銘柄は無く、10月1日以降も500円。すべて据え置き価格で購入することができる。
最初の申請では20円値上げされ、600円で販売される予定だったので、プルームテックプラスユーザーは、結構あぶないところだった。
正直、ニオイがほぼ無いと言うメリットがあるにしろ、600円の大台に乗ってしまっていたら、吸う機会はかなり減っていたと思う。
当分値上げされないはずなので、ひとまず安心だな
プルームテックたばこカプセルの値上げ情報
最後に、JTの加熱式たばことしては一番古いプルームテック。そんなプルームテックのたばこカプセルの値上げ銘柄について1つずつ見ていくことにする。
値上げされる銘柄
銘柄名 | 10/1以降価格 | 改定前価格 |
メビウス・ゴールド・メンソール | 580円 | 570円 |
メビウス・ゴールド・レギュラー | 580円 | 570円 |
メビウス・メンソール | 580円 | 570円 |
メビウス・パープル・クーラー | 580円 | 570円 |
メビウス・レッド・クーラー | 580円 | 570円 |
メビウス・レギュラー | 580円 | 570円 |
ピアニッシモ・アリア・メンソール | 580円 | 570円 |
ピアニッシモ・ピンク・クーラー | 580円 | 570円 |
プルームテック用たばこカプセルは、10月1日以降一律で10円値上げされ、580円で販売されることになっている。
こちらも最初の申請では、30円値上げされ600円になる予定だったので、値上げこそされたが、10円と最小の値上げ幅に収まったとも言える。
まあ、プルームテックプラスのたばこカプセルと同じ販売価格になってしまったので、これならプルームテックプラスを選んだ方が良い人が多い気がしないでもない。
確か、販売開始当初は460円だったので、これまでに110円値上げされたのか…
プルームたばこ製品値上げ
- 料金改定は10月1日から
- プルームエックスは定期便専用のみ20円値上げ
- プルームテックプラスは据え置き
- プルームテックは10円の値上げ
2022年のプルームたばこ製品の値上げは、プルームエックスとプルームテックプラス銘柄が基本的に据え置き価格で販売、プルームテックのみ10円値上げされるという結果となった。
今回の加熱式たばこ値上げ申請がゴタゴタするきっかけを作ったのは間違いなく、JTのプルームエックス用たばこスティックを値上げ申請しなかったことだろう。
まあ、JTとしてはとにかく、プルームエックスユーザーを増やしたいのは丸わかりだし、逆に、プルームテックに関しては注力するつもりは無いのだと思う。
こういった値上げ申請の情報を見ていると、各たばこ会社の思惑などが見て取れて面白いな!
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