アイコスなどの加熱式タバコが流行りだした当初は、加熱式タバコへの対応をどうすればいいのか?あまり明確に決まってはいなかったと思う。
実際に私も、ホテルの禁煙ルームしか予約の空きが無かったとき、アイコスは吸っていいのか?直接確認してみたことがあるが、良いか悪いかはホテルによって回答は違っていた。
ただし、これは当時のことであって、アイコスの発売から5年以上たったいま、加熱式タバコのルールはある程度定まってきたと言える。
喫煙者には厳しい世の中になってきたな…
加熱式タバコって禁煙場所で吸えるの?
まず加熱式タバコは、タバコと同じく、禁煙とされている場所で吸うことは出来ない。
加熱式タバコは、たばこ葉を燃やすのではなく、電子的に加熱することで蒸気を発生するものだ。
燃焼による煙や副流煙が発生しないので、紙巻きたばこと比べると周囲への悪影響は低いとされている。
ですが、タバコはタバコ。基本的には紙巻きたばこと、ほぼ同様に扱われる。
その証拠に2020年4月1日に実地された健康増進法改正による受動喫煙対策の対象に加熱式タバコもなっている。(経過的措置あり)
この健康推進法により、多くの人が利用する施設には屋内禁煙を義務とさ、加熱式たばこも屋外や屋内の喫煙専用室で吸うしかないと決められた。
ただし、ホテル・旅館の客室は例外的に喫煙ができ、ホテル・旅館側が認める喫煙可能な部屋では紙巻きたばこも加熱式タバコも吸っていいとなっている。
つまりホテル屋内では、喫煙専用室か喫煙が認められた客室でしか、加熱式タバコも吸うことができない。
そうなると、加熱式タバコであろうと、紙巻きたばこであろうと、喫煙可能な部屋に宿泊できないと、喫煙専用室の設置が無い場合は、屋外に出る必要があるわけだ。
加熱式たばこなら、吸ってもバレない?
加熱式たばこなら、紙巻きたばこと比べ臭いが少ないのでバレないんじゃ…なんてよこしま考えの人もいるだろう。
紙巻きたばこと比べると臭いは少ないが、アイコスやグローなどは臭いが全くないわけじゃない。臭いに敏感な人なら翌日でもバレる可能性がある。
まあ、プルームテックやプルームテックプラスなどの低温加熱式なら、ほぼ臭いが残らないので正直バレないと思う。しかし、ルール違反はルール違反。決して禁煙ルームでたばこを吸わないようにして欲しい。
ただ、まだ数は多くは無いがアパホテルなど一部のホテルでは加熱式たばこのみが吸える『電子・加熱式たばこ専用室』が用意されている場合もあり、若干だが紙巻きたばこより加熱式たばこの方が優遇される傾向はあるようだ。
実際にホテルに問い合わせてみた
私は、喫煙者として周りに迷惑がかからないよう日々気を付けているつもりだ。ホテルの喫煙ルールも理解し、喫煙可能な客室でしか泊まらないようにしている。
ですが、全面禁煙のホテルも増え、たびたび喫煙可能な客室の予約が取れないときがある。
出張先でお酒を飲みホテルに帰る。酔いが回るなか屋外までタバコを吸いに行くのも大変…
それぐらい我慢しろよって話しだが、迷惑を承知で何度か「加熱式タバコでもダメですか?」と、ホテルに問い合わせたことがある。
結果はほとんどのホテルでは断られたが、一部のビジネスホテルOKを貰えた。まあ、ホテル側も「空き部屋が出るくらいなら…」ってことだろうと思う。
あまりオススメはしないが、どうしてもって人は無理を承知で問い合わせてみるのもありかもしれない
VAPEやニコチンがでない電子タバコの場合は?
加熱式タバコが禁煙場所で吸ってはいけないことは分かっていただけただろうか?
そうなると、VAPEや電子タバコなど、タバコ葉ではなくリキッドを加熱するタイプのデバイスならどうだろうか?気になってくる。
VAPEや電子タバコに関しては現時点では、条例や法律では規制されておらず、ホテルやお店側が禁止していない限りどこで吸っても問題はない。
ただ常識的に考えて、ロビーなど他のお客様がいるとこで吸うのはやめておくべきじゃないだろうか?
ホテルや旅館は、ニコチンなどを出さない、VAPEや電子タバコについては、「お客様の判断に任せますが、良識ある行いをお願いします」と、ホームページに記載されている場合もある。
最近だと、ドクターベイプやドクタースティックなど、手軽に吸うことができる、電子タバコを吸っている人も多いだろう。
非喫煙者には、タバコかタバコじゃないかなんて判断することはできない。私たち喫煙者(VAPEは喫煙ではないが)も周囲が不快に思う行動はやめておいた方がいいだろう。
喫煙可能なホテルを効率よく探す方法
受動喫煙対策により、屋内全面禁煙となったホテルも多くあり、喫煙可能な客室で泊まれるホテルが少なくなった。
私も含め喫煙者がホテルを探すのが、以前より大変になったのは間違いないだろう。
そこで、私が活用しているタバコが吸えるホテルを探す方法を教えておく。
それは、じゃらんで喫煙可能な宿泊プランを探すことだ。
ホテル予約サイトは数多くあるが、検索条件で喫煙の項目があるサイトは少ない。
たが、じゃらんでは喫煙項目があるので、喫煙可能な宿泊プランだけを探すことができる。
さらに、プルームテックなどを貸し出してくれるプランなどもあり、加熱式たばこユーザーならありがたいプランがたくさん!
喫煙者にとってはありがたい機能がじゃらんにはあるわけだ。
アイコスなど加熱式たばこをホテルで吸うときによくある質問
- 加熱式たばこ専用喫煙室とは何ですか?
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紙巻きたばこは吸えず、加熱式たばこのみ吸える専用喫煙室。加熱式たばこ専用喫煙室の場合飲食をすることも可能。
- 電子タバコは禁煙場所で吸えるか?
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電子タバコは、条例や法律では規制されておらず、ルール上はどこで吸っても問題はない。ただし、ホテルやお店で独自のルールで禁止されている可能性はある。
- アイコスは電子タバコですか?
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アイコスはたばこ葉を加熱式した蒸気を愉しむモノで電子タバコでは無い。電子タバコとは違い健康増進法の対象となっている。
加熱式タバコ×ホテル┃まとめ
喫煙者に風当りが強くなっている世の中。私自身も少し思うころはあるが、ルールはルール。
禁煙とされている場所は、加熱式タバコであろうと吸ってはダメだと言うことは理解し、時代に共存しタバコを吸っていくしかないだろう。
加熱式たばこであったとしても、禁煙の場所では吸ってはいけないのは当たり前ということだな
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