PMJ(フィリップ モリス ジャパン)の、加熱式たばこ製品23銘柄の値上げ申請が総務省によって認可された。
これにより、2022年10月1日から、アイコスイルマ専用たばこ『テリア』『センティア』の販売価格は据え置き。旧型アイコス専用たばこ『マールボロ ヒートスティック』『ヒーツ』が20円値上げされることになる。
一律の値上げではないため少々複雑だが、自分が購入するであろうアイコス専用たばこが、値上げされるのか?いくらになるのか?ぐらいは把握しておいた方がいいだろう。
ってことで今回は、アイコス専用たばこの値上げについて詳しく紹介していくので、よかったら参考にして欲しい。
ここ数年、毎年行われてきた値上げだが、ひとまず今年が最後だ
アイコスイルマ専用たばこの値上げはいつから?『テリア』『センティア』の価格は据え置きに
アイコスユーザーにとって、もはや恒例となっているアイコス専用たばこの値上げだが、今年は異例の事態となっている。
まず、PMJは8月16日に加熱式たばこ製品49銘柄の値上げを申請、23日には申請が認可され、『テリア』『センティア』『マールボロ ヒートスティック』『ヒーツ』と、PMJが販売する加熱式たばこ全てにおいて、20円の値上げが決定していた。
しかし、JTやBATの小売価格改定の申請が公表されたあと、すぐに再申請しアイコスイルマ専用たばこ『テリア』『センティア』26銘柄の価格据え置きを再申請することに。
つまり、先陣を切って値上げ申請したものの、競合他社が思ったより値上げしなかったことに焦り、これからの主力商品であるアイコスイルマ専用たばこのみ値上げを取りやめたってわけだ。
この再申請が無事認可されたので、2022年10月1日からアイコスの販売価格は、下記の表のようになる。
銘柄 | 販売価格 |
---|---|
テリア | 580円(据え置き) |
センティア | 530円(据え置き) |
マールボロ ヒートスティック | 580円⇒600円(20円値上げ) |
ヒーツ | 530円⇒550円(20円値上げ) |
加熱式たばこ増税について
知らない人もいると思うので、なぜ加熱式たばこが値上げされるのか?について解説していおこう。
加熱式たばこに係る課税方式の見直しは、2018年10月1日から2022年10月1日にまでにかけて、段階的に行われることが決定している。要するに2018年から毎年少しずつ増税されるので、そのぶん加熱式たばこが値上げがされているってわけ。
もちろん決定されていることなので、2022年10月から加熱式たばこを対象とした増税は行われ、アイコス専用たばこも対象。なので、据え置きで販売する『テリア』『センティア』に関しては、増税分をPMJ側が負担するってことなのだろう。
今年も増税はされるけど、『テリア』『センティア』に関しては、企業判断で値上げはしないってわけだ
[10月1日値上げ以降]『テリア』販売価格
銘柄名 | 改定前価格 | 10/1以降価格 |
テリア・リッチ・レギュラー | 580円 | 580円 |
テリア・レギュラー | 580円 | 580円 |
テリア・スムース・レギュラー | 580円 | 580円 |
テリア・バランスド・レギュラー | 580円 | 580円 |
テリア・ブラック・メンソール | 580円 | 580円 |
テリア・メンソール | 580円 | 580円 |
テリア・ミント | 580円 | 580円 |
テリア・パープル・メンソール | 580円 | 580円 |
テリア・イエロー・メンソール | 580円 | 580円 |
テリア・トロピカル・メンソール | 580円 | 580円 |
テリア・ブライト・メンソール | 580円 | 580円 |
テリア・フュージョン・メンソール | 580円 | 580円 |
テリア・ブラック・パープル・メンソール | 580円 | 580円 |
テリア・ブラック・イエロー・メンソール | 580円 | 580円 |
テリア・ルビー・レギュラー | 580円 | 580円 |
アイコスイルマ専用たばこ『テリア』は、2022年10月1日以降も値上げされず、据え置きの580円で販売される。
再申請が無ければ600円の大台に乗るところだったので、アイコスイルマユーザーとしては胸を撫で下ろした人は多いんじゃないだろうか?
テリアの価格推移
2021年9月2日~
2021年10月1日~
2022年10月1日~
そういや昨年は、販売開始されてすぐに値上げされたな…
[10月1日値上げ以降]『センティア』販売価格
銘柄名 | 改定前価格 | 10/1以降価格 |
センティア・クリア・シルバー | 530円 | 530円 |
センティア・ディープ・ブロンズ | 530円 | 530円 |
センティア・フレッシュ・エメラルド | 530円 | 530円 |
センティア・フロスト・グリーン | 530円 | 530円 |
センティア・アイシー・ブラック | 530円 | 530円 |
センティア・フレッシュ・パープル | 530円 | 530円 |
センティア・バランスド・イエロー | 530円 | 530円 |
センティア・クール・ジェイド | 530円 | 530円 |
センティア・シトラス・グリーン | 530円 | 530円 |
センティア・トロピカル・イエロー | 530円 | 530円 |
センティア・ピュア・ティーク | 530円 | 530円 |
同じく、アイコスイルマ専用たばこ『センティア』も値上げされることなく、据え置き価格550円で10月以降も販売が継続される。
現在販売されている6種類のフレーバーはもちろん、認可済みの5種類も値上げされない予定だ。
センティアの価格推移
2022年4月4日~
2022年10月1日~
この販売価格なら、廉価版と言われて納得できる
[10月1日値上げ以降]『マールボロ ヒートスティック』販売価格
銘柄名 | 改定前価格 | 10/1以降価格 |
マールボロ・ヒートスティック・レギュラー | 580円 | 600円 |
マールボロ・ヒートスティック・メンソール | 580円 | 600円 |
マールボロ・ヒートスティック・バランスド・レギュラー | 580円 | 600円 |
マールボロ・ヒートスティック・ミント | 580円 | 600円 |
マールボロ・ヒートスティック・スムース・レギュラー | 580円 | 600円 |
マールボロ・ヒートスティック・パープル・メンソール | 580円 | 600円 |
マールボロ・ヒートスティック・イエロー・メンソール | 580円 | 600円 |
マールボロ・ヒートスティック・トロピカル・メンソール | 580円 | 600円 |
マールボロ・ヒートスティック・ブライト・メンソール | 580円 | 600円 |
マールボロ・ヒートスティック・ブラック・メンソール | 580円 | 600円 |
マールボロ・ヒートスティック・リッチ・レギュラー | 580円 | 600円 |
マールボロ・ヒートスティック・フュージョン・メンソール | 580円 | 600円 |
アイコス3をはじめ、ブレードに刺すタイプの旧型アイコス専用たばこ『マールボロ ヒートスティック』は、10月1日から20円値上げされ、600円で販売される。
遂に600円の大台に乗ってしまった『マールボロ ヒートスティック』もはや高級品と言っていいだろう。
まあ、アイコス3シリーズ本体の販売も終了してしまっているので、まだ旧型アイコスを使用している人は、そろそろアイコスイルマに乗り換えするタイミングかもしれない。
『マールボロ ヒートスティック』の価格推移
2015年9月1日~
2018年10月1日~
2019年10月1日~
2020年10月1日~
2021年10月1日~
2022年10月1日~
販売開始は460円だったのか。加熱式たばこで一番古いマールボロの価格推移を見ると感慨深い。
[10月1日値上げ以降]『ヒーツ』販売価格
銘柄名 | 改定前価格 | 改定後価格 |
ヒーツ・ディープ・ブロンズ | 530円 | 550円 |
ヒーツ・バランスド・イエロー | 530円 | 550円 |
ヒーツ・クリア・シルバー | 530円 | 550円 |
ヒーツ・フレッシュ・エメラルド | 530円 | 550円 |
ヒーツ・フロスト・グリーン | 530円 | 550円 |
ヒーツ・クール・ジェイド | 530円 | 550円 |
ヒーツ・シトラス・グリーン | 530円 | 550円 |
ヒーツ・フレッシュ・パープル | 530円 | 550円 |
ヒーツ・ピュア・ティーク | 530円 | 550円 |
ヒーツ・アイシー・ブラック | 530円 | 550円 |
ヒーツ・トロピカル・イエロー | 530円 | 550円 |
旧型アイコスの廉価版たばこスティック『ヒーツ』は、10月1日から20円値上げされ、550円で販売される。
アイコスの安いたばこスティックとして人気だった『ヒーツ』も遂に550円になってしまい、安いたばこスティックとは思えなくなってしまった。
『ヒーツ』の価格推移
2018年10月22日~
2019年10月1日~
2020年10月1日~
2021年10月1日~
2022年10月1日~
あれだけ安かったヒーツも550円…お財布に優しく無いな
2022年IQOS専用たばこの値上げ┃まとめ
- 料金改定は10月1日から
- テリア:580円(据え置き)
- センティア:530円(据え置き)
- マールボロ:600円(20円値上げ)
- ヒーツ:550円(20円値上げ)
2022年のアイコス専用たばこの値上げは、旧型アイコス銘柄のみとなり、アイコスイルマ銘柄の方が20円安くなる結果となった。
この値上げを機に旧型アイコスユーザーが、アイコスイルマをはじめ、他の加熱式たばこに乗り換えを検討するのは間違いないはず。
まだまだ旧型アイコスユーザーは多いので、これからの加熱式たばこ市場が大きく変化しそうな値上げとなりそうだ。
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