リルハイブリッドを吸っていると「これって害はあるの?」と気になることがある。
私も含め、なんとなく加熱式たばこの方が紙巻きたばこより有害物質が少ないってのは知っているけど、どれくらい害があるのか詳しく知らないって人がほとんどじゃないだろうか?
ってことで今回は、リルハイブリッドの有害性について徹底的に調査し、わかりやすく紹介していくので、よかったら参考にして欲しい。
まあ、加熱式たばこもタバコなので、少なからず人体に害はあるよな
リルハイブリッドに害はあるのか?
リルハイブリッドは、フィリップモリスジャパンから販売される全く新しい加熱式たばこデバイス。韓国の大手たばこ企業KT&Gが開発製造し、協業するフィリップモリスジャパンが日本で販売している。
普通の加熱式たばことは違い、直接たばこスティックを加熱するのではなく、リキッドを加熱し蒸気化、その蒸気をたばこスティックを通して吸うことで、満足できる吸いごたえとニオイの低減を実現している。
そんなリルハイブリッドに害があるかどうか?についてだが、先に言っておくと害があるのは紛れもない事実だ。しかし!紙巻きたばこと比べると有害物質が少ないのは間違いないし、他の加熱式たばこと比べても有害物質が少ない可能性が高いことは把握しておくべきだろう。
さらに、リルハイブリッドに関しては、たばこスティックだけではなく、リキッドについての知っておくべきなので、それぞれ少し掘り下げて解説していこう。
リルハイブリッドのニコチン量について
リルハイブリッドのニコチンやタールの量については、公式や研究機関からの数値が公表されていないので、私達が正確な数値を知ることはできない。
ただし、同じくKT&Gが開発製造しているlil plus+(リルプラス)のニコチン量やタール量の数値は研究結果が発表されており、[ニコチン量:約0.3mg]となっている。
lil plus+は直接たばこ葉を加熱するタイプなので、リル技ブリッドとタイプが違うため、参考程度の数値だが、同じKT&Gの加熱式たばこ製品なのを考慮すると、ニコチン量に関しては近しい数値になっていると思う。
リルハイブリッドのタール量について
タールとは?
たばこの煙のうち、一酸化炭素やガス状成分をのぞいた粒子状の成分のこと。
たばこの煙には、不完全燃焼によって発生する燃焼副生成物が多数含まれており、一酸化炭素やガス状成分をのぞいた粒子状の成分の総体を、タール(たばこのヤニ)と称しています。このタールにはニコチンをはじめとする有害物質や発がん性物質が数多く含まれていますが、タールに含まれる発がん性物質の代表的なものにはベンゾ[a]ピレン・芳香族アミン類・たばこ特異的ニトロソアミン類などがあり、他にもがんを引き起こす可能性のある物質が約70種類含まれています。
加熱式たばこでは、たばこ葉を加工する際に添加された溶媒由来の液滴粒子が、タールに含まれることになります。しかしながら、いわゆるヤニのようなものの発生は、紙巻たばこと比較すると少なくなっています。
e-ヘルスネット
タール量について知るためには、まずタールとは?について知っておく必要がある。
そもそも加熱式たばこを販売しているたばこ会社の言い分では、加熱式たばこではタールが発生しないモノとされている。
何故なら「タールとは?たばこ葉を燃焼させたときに発生する成分の総称を指しており、たばこ葉を加熱する加熱式たばこで発生する成分とは違う」。これが、たばこ会社の言い分だ。
まあ、正しい言い分なのは間違いないが、知っておいて欲しいのは、加熱式たばこでもタールと同じように、発がん性物質が含まれる成分は発生しているってこと。
ただし、加熱式たばこで発生する発がん性物質が含まれる成分は、紙巻きたばこと比べて少ないのはフィリップスモリスなどの研究結果でも発表されており、紙巻きたばこを吸うよりかは、健康被害が少ないのは間違いないだろう。
そのうえ、タールのような発がん性物質が含まれる成分の発生は加熱温度によって差があり、発生しやすい温度は500℃付近といわれている。
そうなると、加熱温度が約160℃と低いリルハイブリッドは、紙巻きたばこだけではなく、他の加熱式たばこよりも発ガン性物質が含まれる成分の発生は少ないことを予想することができる。
- リルハイブリッド:約160℃
- アイコス:約350℃
- プルームX:約295℃
- グローハイパー:約250℃
lil HYBRIDリッキドカートリッジの有害性について
- プロピレングリコール(PG)
- 植物性グリセリン(VG)
- 香料
リルハイブリッドのリキッドカードリッジの成分は、基本的には電子タバコ(VAPE)で使用されているモノと同じだ。
プロピレングリコールや植物性グリセリンは、食品添加物としても広く使われており、長い期間摂取しても体への悪影響は無いとされている。
香料に関しても、食品だけでなく、化粧品、石鹸、香水、芳香剤などさまざまな製品に香料が使われており、リキッドだからこそ有害だと言う根拠は一つも無い。さらに、リキッドで使用されている香料は食品添加物として使用されているものであることから、人体への悪影響は無いものと考えても問題は無いだろう。
ただし、食品添加物と同じようにアレルギー反応の可能性があったり、蒸気として吸い続けた場合の人体への悪影響など、リキッド自体の歴史が浅いため、全てを否定できないのが今の現状となっている。
大丈夫だと販売されているが、絶対に安全だとは言い切れないって感じだな
リルハイブリッドの害についてよくある質問
リルハイブリッドは体に害がありますか?
リルハイブリッドは、紙巻きたばこや他の加熱式たばこと比べて、体への影響が少ない可能性が高いですが、少なからず健康懸念物質が含まれます。
リルハイブリッドにはニコチンは入っていますか?
リルハイブリッドにはニコチンが含まれているが、公式や研究機関からの数値が公表されていない。
リルハイブリッドの害について┃まとめ
- 害はあるにはある
- 紙巻きたばこと比べると加熱式たばこの有害性は低い
- 加熱式たばこの中でも体への悪影響は少ない可能性
今回は、リルハイブリッドの害について詳しく解説してみた。
まあ、ざっくりとだけ把握しておきたい人は、紙巻きたばこよりはマシだけど、リルハイブリッドも害はあるにはあるって知っておけば十分だろう。
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